虚像の砦
![]() | 虚像の砦 (講談社文庫 ま 54-5) 著者:真山 仁 |
中東で日本人が誘拐された。その情報をいち早く得た、民法PTBディレクター・風見は、他局に先んじて放送しようと動き出すが、予想外の抵抗を受ける。一方、バラエティ番組の敏腕プロデューサー・黒岩は、次第に視聴率に縛られ、自分を見失っていった。二人の苦悩と葛藤を通して、巨大メディアの内実を暴く。(裏表紙より)
NHKによってドラマ化された『ハゲタカ』『バイアウト(ハゲタカ2)』と同じで、読み出したら止まりません。
定義さえあいまいな「テレビ」というメディアの有象無象が描かれていて、帯に「ドラマ化不可能な衝撃作」とありますが、衝撃作かどうかは別として、ドラマ化は難しそうです。
ここ数年にメディアを賑わした事件や不祥事をなぞっているだけ、と言えなくもないストーリーなので、衝撃作とまで呼ぶのはどうなんでしょうか?
公共の電波を借り受けて巨額の利益を得ながら、責任の所在はあいまいにしてしまう「テレビ」という権力、その危険性を再認識させられました。
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