LAS VEGAS

LAS VEGASMusicLAS VEGAS

アーティスト:鬼束ちひろ
販売元:UNIVERSAL SIGMA(P)(M)
発売日:2007/10/31
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4年10ヶ月ぶりのアルバムです。待っててよかった!
前半の曲よりも後半の曲、とくに「MAGICAL WORLD」「Rainman」「Angelina」「everyhome」が「鬼束ちひろにしか出来ない!」な感じで、お気に入りです。
強烈な言葉もありますが、歌詞がより身近なものになっています。

#1 Sweet Rosemary
かつての「We Can Go」にもその気配はありましたが、あまりに正統でフォーク、カントリーな曲です。素朴な曲調やさらりとした歌い方は、アルバムの1曲目に持ってきたことも含めて、だからこそ印象的なところがあります。

#2 bad trip
難しい曲だというのは分かりますが、歌に発展途上を感じさせる部分があって、1、2曲目の並びに「おいおい、このアルバム大丈夫か?」と正直、思いました。録音に関して、ノイズが多いのはライブ感を出そうとしたのか分かりませんが、ちょっと聞き苦しいです。

#3 蝋の翼
悪い意味でポップスな曲です。とくにドラムのひと、手を抜きすぎです。王道が心地良いということもありますが、あまりにひどい。

#4 僕等 バラ色の日々
この曲をシングルにした理由が分かりません。

#5 amphibious
このアルバムには異質で、すごくロックな曲です。気まぐれでアルバムを作ってるのでしょうか?

#6 MAGICAL WORLD
シングル「everyhome」のカップリング曲です。サビのメロディーがとにかく心地良いし、歌い方もいわゆる「鬼束節」が出ていて、この曲からこのアルバムは始まるように思います。

#7 A Horse and A Queen
良い意味でアルバム曲です。これくらい力強くやってくれたら、納得です。

#8 Rainman
シングル「育つ雑草」にはピアノ弾き語りで収録されてましたが、そのバンドアレンジです。どう表現して良いのか分かりませんが、好きな曲です。

#9 Angelina
バンドサウンドの良さが凄く出ている曲です。聞き取りにくいのですが、ベースが白眉です。「わたしはまだ死んではいない」「私が愛さなくて誰が愛する?」という切実な歌を包み込む、バンドサウンドの壮大さ、あたたかさを感じます。王道を突き詰めるアレンジ、小林武史の真骨頂ですね。このアルバムの核となる曲だと思います。

#10 BRIGHTEN US
アカペラ曲です。「思いっきり鬼束ちひろの声を堪能してください」な曲なので、思いっきり堪能してください。

#11 everyhome
復帰第一弾シングルとして聴いたときよりも、こうしてアルバム最後の曲として聴くと、さらに素晴らしい曲だと感じます。シングルのときは小林武史のピアノがひどく感じられたのですが、印象が変わってあたたかい音に聴こえてきました。

アルバムの前半と後半の落差が大きいアルバムです。「問答無用に最高!」というわけではありませんが、5年ぶりに再出発してのこれからを期待させるので、これはこれで素晴らしいアルバムだと思います。

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everyhome

everyhome Music everyhome

アーティスト:鬼束ちひろ
販売元:ユニバーサル・シグマ
発売日:2007/05/30
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永らく活動休止状態であった鬼束ちひろ、約3年ぶりのシングル。

『流星群』のような優しさに満ち溢れていて、それ以上に素晴らしい曲です。

かつてのうつむき加減で、喉から搾り出すような歌唱法ではなく、素直な歌い方に変わっています。鬼気迫る歌い方も魅力の一つではありましたが、普通に歌うだけで彼女の声には感動します。とりあえず、歌の難易度は相当高いです。

プロデュースした小林武志は「やはりピアノ一本が似合う」と考えたのか、声が消えていく瞬間まで聴き取れるアレンジ、そして録音になっています。それだけに聴くには覚悟が必要で、一日に何回もは聴けません。

アレンジはいわゆる「売れ線狙い」ではありませんが、それが彼女の意思だと思います。

ただし、小林武志の「ピアノ一本」という決断は評価できるものの、鬼束ちひろの歌唱と渡り合うだけの力がピアノに無くて、歌の伴奏としては及第点であっても、それ以上ではありません。歌とピアノだけなんだから、ピアノもちゃんと聴かせて欲しいです。

やはり彼女には歌うことが生きることなのだと思います。コマーシャルな世界で活動を再開する必要は無かったのかも知れませんが、こうして再び聴けてすごく嬉しいです。

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IT'S A NEW DAY

IT'S A NEW DAY IT'S A NEW DAY

アーティスト:矢井田瞳
販売元:青空レコード
発売日:2006/11/22
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シングル曲はきっちりと仕上げ、アルバム曲ではリラックスした素顔を垣間見せる…売れているアーティストの余裕を感じます。特にアルバム曲は、日記やアルバムを見ているみたいで、矢井田瞳さんの優しい温もりが伝わってきます。

兎にも角にも、#6「初恋」が素晴らしい!!!そんなアルバムです。

#1 御堂筋PLANET
大阪を題材にして、こんな爽やかな歌が出来るとは!一般的なイメージとしての「大阪」じゃなくて、矢井田瞳さんの感じている「大阪」を歌っていて素敵です。アコースティックギターのカッティング、うねりのあるベースラインが心地良い。

#3 STARTLiNE (it's a new version)
矢井田瞳さんのバンド魂が篭もってますね。レコーディングは別のドラマーだけど、ライブで一緒の臼井かつみさんはこのパターンを叩くと輝くだろうなーと思いました。隙の無い王道アレンジも良いけど、そこをさらに西川進さんのギターでかき乱して欲しいなーとも思いました。

#5「キッチン」
メロディーもサウンドも柔らかな雰囲気が漂っています。

#6 初恋
一聴したときはドラムの良さに気付かなかったんですが、5回くらい聴いて感激しました。一見目立たないのに実はツボを押さえている…あまりにサイコーであまりに理想形なドラムです。

歌詞は「馬鹿だな」という引っ掛かり以外は普通の言葉なのに、ありきたりな言葉に再び魂を吹き込むボーカルが、心の琴線に触れまくりです。

かなりの名曲だと思います。

#7 Go My Way
ボーカルとドラムが最高に愛し合っています。その絡みから生まれる推進力が素晴らしいので、複雑な展開の曲ではないのに、惹き付けられて最後まで聴いてしまいます。やはりドラムが輝いている曲はカッコいい。

#12 おやすみ
アルバム曲のどれもが好きってことは(どんなアーティストであっても)ないだろうけど、こんな素敵な曲が入っているから、ヤイコのアルバムを聴くのだろうな、と思います。少しのけだるさを含んだ伸びやかなボーカルが好きです。

アルバム一枚をリピート再生して一曲目「御堂筋PLANET」へ繋げると、これがまたgoodです。

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VANISHING VISION

Xが88年4月に発表した唯一のインディーズ・アルバムを紹介します。
“Vanish”は「見えなくなる、消滅する」という意味です。

当時インディーズのライヴ・シーンで相当な注目を集めていたXに、メジャー・レコード各社は争奪戦を繰り広げました。そんなXがメジャー・デビューを先延ばしにして製作したのがこのアルバムです。

メジャーになってからもレコーディングされ、またライヴでも演奏される”SADISTIC DESIRE”、”KURENAI(紅)”、”UN-FINISHED…(UNFINISHED)”が収録されていて、インディーズの頃から作曲やアレンジのセンスが充分にあったことを窺わせます。

アルバム・ジャケットからして衝撃的で、レザーをまとった女性が有刺鉄線で縛られていて、背後から何者か(手の感じからおそらく男性)の右手で胸をつかまれ、左手に握ったナイフで胸をX形に切り裂かれている場面です。

裏ジャケットにも衝撃的なメンバーの写真が並んでいて、Yoshikiのウニ頭と言われた半分だけ髪を逆立て尖らせたヘア・スタイルが特に眼を引きます。

内容はというと、録音は、少しかかり過ぎのリヴァーヴが今聴くと安っぽくもありますが、インディーズとしてはかなりレヴェルが高く、Xの初期衝動が上手く収められています。

(当時の)METALLICAやSLAYER、HELLOWEENといったメタルやスラッシュ・メタルの音であり、いわゆるドンシャリ(低音と高音を強調し、中音域を抑えた音)になっています。

楽曲の完成度も高く、yoshikiの言う「ヘヴィー・メタルとクラッシックの融合」が既に実践されています。それは単にストリングスやピアノを使用するといったことではなく、楽曲の構成やドラムやギターなどのアレンジにも反映されています。

海外のバンドでは試みられていたことですが、それとは違ったオリジナリティーを持って、日本で、更にはインディーズで成し遂げていたというのは、やはり驚異的です。

難を言えば、だからと言ってアルバムの良さが否定される訳ではありませんが、歌詞の英語部分やtoshiの発音におかしい箇所が幾つかあります。

#1 DEAR LOSER
深読みすれば、当時Xに批判的(ヴィジュアル云々、演奏云々)であった人々に対して、自分達がメジャーに進出し、「メジャー・シーンを変える!」という決意表明のようなタイトルです。

#2 VANISHING LOVE
#3 PHANTOMO OF GUILT

#4 SADISTIC DESIRE
メジャーに移った後に再録音され、シングル”Sadistic Desire”として発売されました。アレンジは基本的に同じですが、こちらのヴァージョンは曲の冒頭に、ドラムのフィル・インに続いて女性の叫び声が入っています。

こちらのヴァージョンの方がドラムのフィル・インに勢いがあり、女性の叫び声と相まって、曲調をよく表していると思います。ライヴ・アルバム”LIVE IN HOKKAIDO 1995.12.4 BOOTLEG”に収録されているヴァージョンには、ドラム・フィルインの前に男性が女性を叱り付ける会話が追加され、女性が泣き叫ぶ声が挿入されています。

#5 GIVE ME THE PLEASURE
#6 I’LL KILL YOU
#7 ALIVE
I#8 KURENAI

#9 UN-FINSHED…
thoshiのヴォーカルとyoshikiのピアノだけのヴァージョンです。メジャー・アルバム”BLUE BLOOD”に収録されることになるバンドやストリングスが加わったフル・ヴァージョンに対する予告、もしくはメジャー・デビューに対する予告かのようなヴァージョンです。

”LIVE IN HOKKAIDO 1995.12.4 BOOTLEG”には、yoshikiがドラム・セットを破戒してしまうというアクシデントの後、スタッフがドラム・セットを組み直している間、toshiの「うちのスタッフは優秀だぜー!」とのMCと共に、急遽演奏されたピアノ・ヴァージョンが収録されています。

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Trio In Tokyo

ライヴ・アット・ブルーノート東京 Music ライヴ・アット・ブルーノート東京

アーティスト:ミシェル・ペトルチアーニ
販売元:ビデオアーツ・ミュージック
発売日:1999/10/15
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ドラムにスティーヴ・ガット、ベースにアンソニー・ジャクソンを迎た、東京ブルーノートでのライブ。ミシェル・ペトルチアーニ自身が「20世紀後半のベスト・トリオ」と述べた、満足の窺い知れる演奏が収められています。

気高さと小粋さ、力強さ、そして音楽への情熱、それらがひしひしと伝わってきます。弱々しいという面での繊細さは微塵も無く、全編を通してスリリングなピアノが炸裂しています。

#1 Training
華麗な曲で幕を開けます。ピアノのメロディーとリズム、どちらもずーっとアヴァンギャルド。展開を全く予想させず、聴いていて緊張感と興味が途切れることがありません。ドラムとベースは派手でも退屈でもない、絶妙なバランスを保っています。

#2 September Scond
リズミカルで哀愁たっぷりのテーマです。あまりにも美しく、魂を揺さぶられます。エレガントさの中に落ち着きが加わってきます。左手で弾くリフレインと右手が奏でるメロディーが全くの別人格です。左手は純朴な少年で、右手は煌く大人の女性です。たいていピアニストは右手のほうが饒舌ですが、これだけの人なので単に左手が苦手な筈は無いだろうから、敢えてこんな風に弾いているんでしょう。そのコントロールする力に驚嘆します。

#3 Home
ドラムのブラシが本物の風のささやきに聞こえます。田舎の町並みとそこにあるバーの風景が浮かんでくるようです。『バグダット・カフェ』みたいな、、、

#4 Little Peace in C for U
後半のドラム・ソロ、濁りが無く軽やかですが、ちょっとハード・ロックが入っていて、面白い。
曲の後にペトルチアーニさんのMCが入ります。彼の声、17、8才の少年のようです。

#5 Love Letter
ペトルチアーニさんにしては大人しいな、との印象を受けました。逆に、どこで感情が溢れ出てくるのかな?と期待しつつ聴いてしまいます。果てしなく美しい…

#8 So What
おそらくアンコール曲でしょう。音のダイナミクスを見せ付けられます。思わず土下座して拝んでしまいそうです。

ドラムは難易度はさておき、教科書的な感じです。直球勝負の潔さが出ています。ベースはエレクトリックではなくアコースティックのほうが合うかな?とは思います。けれども、力強いピアノとドラムと張り合うにはエレキというのもアリだと思いました。

同じトリオでのドイツ公演がDVDで出てて、こちらも必聴です。誰かがソロのとき「ふーん」って顔をして鍵盤の蓋を閉めちゃう、お茶目なペトルチアーニさんが見られます。

とにかく一度、聴いてみてください。お願いします。

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大人(アダルト)

大人(アダルト) (通常盤)

林檎さんのボーカルと新しいギタリストさん、二人がとても輝いているアルバムです。
東京事変のファーストと比べて、林檎さんのボーカルが自由な香りです。
ジャズ・ロックみたくして安っぽいなと思わせるとこもありますが、結果としてアダルトなアルバムだと思います。
ミックスも特筆すべきだと感じました。プロ・ツールスっぽさ丸出しですが…

秘密♯1
アルバムの幕開けに相応しい曲。4拍子ではじまり3拍子に突き進む…アルバムの行く末を暗示するかの様。後半、複数の女性コーラスが入りゴージャスさを演出して、この辺がアダルト?ドラムだけ色気付いているけど、他パートも含めてあんまりグッとこなかった。

喧嘩上等♯2
イントロでラジオ音声を挿入してるから、アダルト?うーん。そしてロックン・ロールが始まる。一曲目と比べてギターとベースに元気が出てきた。ユニゾンがあったりしてバンドっぽい。2分22秒を疾走、イントロを抜いたら2分ぐらい。疾走。

化粧直し♯3
ボサノバのリズム…まさしく味直し、化粧直し。シャンソン歌手の雰囲気を出そうとしてるのだけど、林檎さんのボーカル、下手です。アルバム曲です。これを聴くなら、ちゃんとしたシャンソン聴きます。アウトロで急にダンスな打ち込みが入るのは、そういうの嫌いじゃないんですけど、苦し紛れです。

スーパースター♯4
パッと見てこのタイトル、最近となってはちょっとダサイ。曲として大それてませんが、林檎さんのボーカル、世界を繰り広げていて大好きです。それとギターのリズムの取り方、痺れます!曲が終わってはじめて、スーパースターという曲名にした意味、分かる気がします。

修羅場♯5
これがメチャメチャ良いです!!!シングル・ヴァージョンとの大きな違い、ギターがアコギのコード弾きからエレキになって…それがホントに素晴らしい!!!オルガン・ソロでもギターばかりに耳がいきます。この新しいギタリスト、心の琴線に触れまくりです。あえて言うならレッド・ホット・チリ・ペッパーズのジョン・フルシャンテみたいです。ルーズさというかミスタッチすらコントロールしてるというか、あんまり日本人には無いリズムを持ってると思います。

雪国♯6
これも♯3の流れをくみ、シャンソン歌手ぽくしてます。♯3みたいに歌はヒドクなくて、曲も含めて林檎さんっぽい曲です。ピアノ・ソロがあまりにも詰まらなさ過ぎ…苦し紛れにビョークっぽいダンス・ビートが入って…いやぁ、嫌いじゃないんですよ、そういうの。

歌舞伎♯7
ルナシーを思い出しました。ギターの音色をちょっと変えたらビジュアル系になります。

ブラック・アウト♯8
ピアニスト、つくづくショーモナイです。そういう役目を負わされているのかも知れませんが。林檎さんのボーカルが良いのに、あまりにも平凡なピアノが逆に耳障りで、ボーカルに集中出来ません。

黄昏泣き♯9
林檎さん、頼むからジャズの真似事はやめてください。

透明人間♯10
もうちょっと煮詰めれば新しい方向性になると思うのですが、聴いたことある感じです。この曲のギターは嫌いです。懐かしい林檎さんの歌い方です。

手紙♯11
ボーカルとギターが愛し合ってる曲だと思います。♯5と共にアルバムのハイライト。ライブ映えするやろうなぁ。


新しいギタリストさんは遠慮というか、まだまだ持ってるひとなのかも…ですが、そう感じさせつつ、今回のアルバムみたいに控えつつちょっと目立つ…そんな位置が林檎さんのボーカルにスゴく合っています。

結論、ギターとボーカル最高。ピアノはちょっと…。そして、ジャズの真似事はやめて!

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長い間~kiroroの森~/好きな人~kiroroの空~

長い間〜Kiroroの森〜
僕はドラムを叩くと何を演ってもハード・ロックなのですが、聴く音楽はかなり色々です。

ということでkiroroのCDを紹介します。kiroroのファースト、「長い間~kiroroの森~」(1998年)。

僕の中ではドライブ中に聴いて「飽きない」「疲れない」のは、ビートルズとジョン・コルトレーン(の難しくないの)に続いて、kiroroがランク・インしてきます。

何ていうか、玉城さんと金城さんの思いがバチバチと感じられます。2人が曲に込める思いも、アレンジも演奏も録音も、何もかもが優しい香りで満ちています。

玉城さんの初々しくも輝くボーカル、金城さんのプロとして抑制を効かせながらも思いを滲ませるピアノ。彼女たちを支えるバックは実はかなりロックだったりする…それが優しさの中に煌きを加えていてます。

ドラマーとしての意見を言わせてもらえば、これだけ明るいドラムを叩きたい!特にハットの刻みがめちゃめちゃ心地よい。ただし、ボーカルがある箇所ではおとなしくしてるけど、、、ボーカルが無いところでオカズ入れすぎ。

ちょっと過剰なアレンジかなぁと思うところもあります、全曲シングル向けのアレンジ…みたいな。おそらくボーカルの表現力がまだ足りないとの判断だったのかな…もったいない!歌い分けが出来なくてもええじゃないか!それを突き破る良いメロディーが全編に溢れています。

kiroroはこれと2枚目「好きな人~kiroroの空~」(1999年)しか持ってないのですが、2枚目の「青のじゅもん」が大好きです。アレンジは控えめで、ボーカルとメロディーがより直接度を増して迫ってきます。

好きな人〜Kiroroの空〜

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ALL TIME SUPER BEST

ALL TIME SUPER BEST(通常盤)
布袋寅泰のソロだけでなく、BOOWYやCOMPLEX(吉川晃司とのユニット)の曲も収録したベスト盤。全15曲、2005年12月発売。

結論から言えば、アルバム・ジャケットを見て血が騒ぐひとは、買うしかないです。

オリジナルと比較して明らかに、音が良くなってます。そりゃ、そうか。

ただし、アレンジが違うので「オリジナルのほうが格好良かった」と思うところもありますが、今更それは言っても仕方無いということで…

やっぱりオリジナルを初めて聴いたときの衝動と比べると、「なるほど、こう来るか」という確認というか納得というか、そんな感想が先に来てしまいます。

そこらへんは布袋さんも悩まれたことでしょう。オリジナルを完コピしても格好良くないし、全然違うことをしたら聴くひとの期待に応えられない、と。

結果、いちばんバランスのいいところで落ち着いてると思います。

オリジナルの再現を期待せず、リミックスもしくはライブ盤と理解して楽しめば、これほど最高なアルバムは無いと思います。


やっぱり注目はBOOWYとCOMPLEXの曲ですよね。

BAD FEELING
アルバムの1曲目に持ってくるとは、潔い!ハイ・ハットの裏打ちが強調されてるのとギター・ソロ以外は、ふつうにオリジナルを再現してます。もとからダンスな曲なのでハットが裏打ちでも違和感はありません。

やっぱ布袋さんのカッティングは堪りません。オリジナルよりも少しダイレクト音が強い、芯の太い音になってます。ギターソロ以外はオリジナルと殆ど同じことをやってます。

「氷室が歌えばなぁ」という思いは、置いておきます。

BE MY BABY
続いてアルバムの2曲目は、COMPLEXの曲です。そしてまた、ふつうに再現してます。何故か「吉川が歌えばなぁ」とは思いませんでした。布袋のボーカル、素直に格好いいです。

BEAT SWEET
これはアルバムの5曲目に配されています。これも曲構成はオリジナルと同じです。

ただし!ギターのバッキング、特にオブリガードの部分が全部、ブラスに置き換わっています!オリジナルと印象が全然変わってきますが、かなり格好良いです。面白い!

あと、オリジナルではスネアがゲート・リバーブ丸出しの音でしたが、軽い、爽やかな音に変わっています。

後半にかけて、ギターがデジ・ロックとでも言うのですか、最近の布袋さんな感じになっていきます。

ブラスを入れたことによってか、布袋のボーカルが凄く映えます。これやったら氷室さんのボーカルじゃなくても良いかな、と思います。


BOOWYの再現は別段、布袋さん一人でも出来るのだと思います。けれど、BOOWYはBOOWYだし、COMPLEXはCOMPLEXである、という呪縛からは逃れられません。なので私は、聴き手として冷静な判断が出来ません。

再結成を見てみたい気もするし、見るのが怖い気もします。本人らもそうなんかなぁ。

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破滅に向かって 1992.1.7 TOKYO DOME LIVE

VISUAL SHOCK Vol.4 破滅に向かって 1992.1.7 TOKYO DOME LIVE
まずはTOSHIのMCから拾ってみます。
「今日エックスは、なりふり構わずいくからな。」
「今日はお前たちにとっても俺たちにとっても、一つの節目となる非常に重要なライブだから…分かってんなオイ、悔い残すなよ、悔い残すなよ、悔い残すなよ!!!!!」
これだけでライブの全貌が明らかになってると思います。

国内アーティストとしては初の東京ドーム3DAYS…今でもそんな事するバンドはありませんが、その最終日を収録しています。この日をもってベースのTAIJIが脱退する、まさに節目となるライブです。

かつてBOOWYの氷室京介は「ライブハウス武道館へようこそ!!!」とMCしましたが、この日のエックスは東京ドームを完全にライブハウスにしてしまっています。これほどまでに奔放なライブを東京ドームでするバンドは他にいないと思うし、その後のエックスのライブに比べても突き抜ける何かがこのライブにはあります。

エックスのライブを見たことない人には、このライブビデオをオススメします。最初、あまりのビジュアル・ショックに驚くかもしれないけど、確実にエックスの一番おいしいところが凝縮されているビデオだと思います。

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ULTIMATE CRASH ’02 LIVE AT BUDOKAN

DVD ULTIMATE CRASH ’02 LIVE AT BUDOKAN

販売元:東芝EMI
発売日:2003/05/21
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鬼束ちひろが2002年11月に行ったライブを収録し、活動前期の集大成的な選曲になっています。

とにかく彼女には武道館が良く似合います。ちょうど良い大きさ、余計なセットや照明がない演出、それらによって鬼束ちひろというソロアーティストの姿が浮かび上がってきます。

音の良さも特筆すべきで、その中でもさらにピアノの音が素晴らしい!ドイツのベーゼンドルファーという名器らしく、とても低音豊かで、スタインウェイがきらびやかだとすれば、艶やかな響きを持っています。

基本的にはピアノをバックに、そして弦楽器やドラムやベースも加わって、時には座って歌ったり。MCもあんまりなくて…穏やかに強さを感じる、そんなライブです。

アンコールの時に鬼束ちひろのパーソナリティーがよく現れていて、大人びた器用さを持たない、歌う姿とは違うシャイな部分が見られます。最後の最後にVサインをするのですが、文句なしにかわいい。

今は活動していないけど、また歌って欲しいです。

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G3 Live in Tokyo

Live in Tokyo
以前にも紹介したG3の、3作目になるDVDです。今回のゲストは、常連のスティーヴ・ヴァイ、ドリーム・シアターのジョン・ペトルーシです。2005年5月、東京フォーラムでのライヴを収録しています。

ジョン・ペトルーシ
ギター、ベース、ドラム(マイク・ポートノイ)の3ピースです。パフォーマンスやアドリブが殆ど無くて、まるで教則ビデオみたいでした。

スティーヴ・ヴァイ
メンバーは前回と一緒です。ビリー・シーンがヴァイの片腕となりつつあるのを感じさせます。その証拠と言ったら何ですが、ビリー・シーンのカットが増えています。

ヴァイとビリー・シーンは音楽面だけではなく、ステージ上の振る舞いが似ていると思います。ヴァイにしても演り易いんでしょうね。そんな2人の「協力演奏」も進化しています。

ドラムのJeremy Colson、あまり有名ではないですが、めちゃめちゃ良いです。パンキッシュ具合と緻密さのバランスが絶妙です。

ルーズだけど格好良いってあるじゃないですか…下手だという意味じゃなくて。あれだけ複雑なドラムを叩きながら、そこに魂を吹き込むプレイというのは、体力的にも精神的にもかなり凄いと思います。

前回のDVDよりパンキッシュなパフォーマンスをしていますが、音は前回よりも落ち着いています。それでも、彼のドラムがスティーヴ・ヴァイをロックさせているのは分かります。

トニー・マカパイン…キーボードのコード弾き要員と成り果ててる姿は、侘しいです。有名なギタリストなんですよ!

ジョー・サトリアーニ
冒頭、日本語で喋っています。ジミー・ヘンドリックスのコピー・バンドをしながら京都に住んでいたそうですが、その時に覚えたのでしょうか?

さて、「曲は好きだけども、ライブは好きじゃない」と思ってましたが、すみませんでした!改めます。

こんなファンキーなジョーサトを観るのは初めてです。前までは淡々と演奏する感じに思えたのですが、パフォーマンスもそうですが、奏でられる音がとにかく熱いです。

見た目も逞しくなったような…気がします。

「WAR」では、エモーショナルでアグレッシヴなギターが炸裂しています。ギター・キッズにお勧めな、真に美しい曲です。

ジャム・セッション
サトリアーニ、ヴァイ、イングウェイの3人で繰り広げられた、前回のような熱さはありません、流石に。

ギター・キッズであれば、誰しもがコピーしたであろう、超有名にして超簡単フレーズ、ディープ・パープルのスモーク・オン・ザ・ウォーター。それをバカテクな3人のギタリストが揃って演奏する…面白いです。

輸入版が2000円もしなかったので、それを買いました。リージョン・フリーなので、日本のプレーヤーで再生出来ます。日本盤は5000円…字幕に3000円はちと高い。

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SINGLES 2000-2003(初回生産限定盤DVD付)

SINGLES 2000-2003(初回生産限定盤DVD付)
鬼塚ちひろ、3枚目!のベスト・アルバムです。初回盤のDVDには、2003年8月にシンフォニーホールで行われた「the unplugged show」から5曲が収録されています。

このライブは朝日放送の「サウンド・ルネッサンス」という番組で放送されました。僕はその番組を見て、鬼塚さんの調子がかなり悪かったというのを覚えていて、このCDも買うかどうか迷いました。

ところが先日、改めて彼女の武道館のDVDを見て、やっぱり見たい!と思い購入しました。結果、やはり声はひどく掠れていて、他に演奏した曲目は収録出来なかったのだろうと思います。

収録されている5曲は、声の調子が悪いからこそ、逆に丁寧に歌う姿が印象的でした。ファンなら買っても良いと思います。これから聴いてみたいという人は、調子の悪さを差し引いて観たら…と思います。

そして本編のCDですが、めずらしい音源が数曲収録されています。中でもユーミンのトリビュート盤に提供した「守ってあげたい」は素晴らしい!シングルで出した山口百恵のカバー「いい日旅立ち」も入っていて、どちらもオリジナルと同じくらい格好いいです。

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BRILLIANT WORLD/プライマル。

BRILLIANT WORLD

プライマル
THE YELLOW MONKEYは最後のオリジナル・アルバム「8」を2000年7月にリリースし、11月に活動休止を発表しました(2004年に解散)。その発表と前後して、この2枚のシングルがリリースされました。アルバムには入ってませんが、超名曲なので紹介します。

BRILLIANT WORLD
壮大で、優しい曲調のバラードです。活動休止の発表が余計、胸に響きました。

歌詞がまた、泣かせます。時間というものは、儚いけれども雄大なんだ、と。

ドラムは元メタル・ドラマーであったと微塵も匂わせない、削ぎ落とした手数で…惚れます。

カップリングは、アルバム「8」に収録された「メロメ」のデモ・ヴァージョンです。これも美しい曲です。当時、僕は「8」を目覚ましにしていたのですが、この曲を聴いて、泣きながら起きたことがあります。

プライマル。
BRILLIANT WORLDとは打って変わって、アップ・テンポの曲です。

卒業と淡い恋を歌った、軽快な感じの歌詞で、それが故に淋しく感じてしまう部分もあり、心の琴線に触れまくりです。

アルバム・ジャケット…メンバー、ちっちゃ!よー見たら、象が何かしてるし…徹底的に明るく振舞ってるシングルです。

普通に聴けば明るい曲なのですが、これが最後のシングルだと思うと、泣き笑いな気持ちになります。

…と思ったら、カップリング曲で救われます。

BRILLIANT WORLDもプライマル。もアルバムには収録されてませんが、必聴です!

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SO ALIVE

SO ALIVE
99年に発売された、THE YELLOW MONKEY唯一のライブCD。「PUNCH#DRUKARD#TOUR」でのベスト・テイクが12曲+α収められています。

アルバム・タイトルは、彼らが敬愛する「KISS」のライブ盤が「ALIVE」と銘打っているのと無関係ではないと思います。

奇しくも、シアトリカルなライブ・パフォーマンスを繰り広げ、ライブ・バンドとして名を馳せたKISSと同様に、イエモンのライブは観る者の心を揺さ振ります。それは喜びであったり、儚さや切なさであったりします。

イエモンは、ベースがKISSでギターがAEROSMITHですが、とにかくアメリカン・ハード・ロックに魅せられた人間が、日本の歌謡曲の魂をもって取り組む姿勢や雰囲気が、僕はとても好きです。

最近のバンドは、ライブと言えばビデオやDVDです…例えば、B'zはライブCDを出してない筈です。そうした風潮の中でライブCDを出したのは、やっぱりKISSへの思いがあったからだと思うのですが…どうでしょう?

収録曲は「ライブで演奏されたら、感動するしかないやん!」ばかりです。「JAM」はイントロだけで涙が出るし、「ROCK STAR」にしろ「TVのシンガー」にしろ、憂いが詰まり過ぎで…もう、堪りません!

一番のお気に入りは「真珠色の革命時代」です。単純だけど、それしかない!なドラムの出だし、それに続いて入る果てしなく優しい優しいギターとキーボード。あぁ、Aメロでは優しく、Bメロでは力強く、そしてサビでは…極楽です。

「SO YOUNG」ラストのギターのハモりもええなぁ!KISSを聴いてもバンドしたくなりますが、それと同じ効用がイエモンにもあります。

骨太なジャパニーズ・アメリカン・ハード・ロックが炸裂し、凝縮されたCDだと思います。最高!

リ・ユニオン待ってます。

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FINAL BEST/it's too late

FINALBEST
14年間の活動を経て2002年8月に解散した、リンドバーグの2枚組ベスト・アルバム。

久し振りに聴きましたが、青春が詰まっていました。

リンドバーグを知ったのは「BELIVE IN LOVE」という曲で、10年以上前のテレビ番組「夢で逢えたら」の主題歌でした。その番組には売り出し始めのダウンタウンやウッチャンナンチャンとかが出ていました。

活動後期はあまり目立たなかったので、埋もれてしまっているバンドだと思いますが、JUDY AND MARYが好きな人であれば気に入ると思います。ボーカルはパンク寄りではありますが、ジュディマリほどアヴァンギャルドではないです。

キャッチーなメロディーに超ポジティブな歌詞、そしてバンドはロック魂炸裂…王道を歩むようなアレンジがメチャメチャ心地よいです。

こんなドラムに憧れていました…当時はタムをいっぱい並べたセットの全盛期でしたが、3点セットを叩く姿に惚れたのです。

とにかく、リンドバーグはもっともっと「日本のガールズ・ロック」の祖と捉えられても良いと思うのです。

解散時に「it's too late」というシングルを出したのですが、これがまたイイ!イエモンが解散発表に前後して出した「BRILLIANT WORLD」が愛の永遠性を歌ったのに対し、「一緒に青春の1ページを閉じよう…」という、しみじみとした曲なのです。 it’s too late

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ART OF LIFE 1993.12.31 TOKYO DOME

X JAPAN / ART OF LIFE -1993.12.31 TOKYO DOME (通常版)
X-JAPANの名曲です。30分を越える曲なので、過去に93年の年末ドーム公演2デイズで演奏されただけです。ほとんど伝説となっていたそのライブが解散後、数年を経てDVD化されました。

CD音源を繰り返し聴いていた高校生の頃を思い出しました。色々な評価をされてるバンドですが、やっぱり大好きです。

メンバーは全員、必死です。YOSHIKI以外は見せるためのアクションをほとんどしません。これだけの集中力を見せ付けられると、こちらの集中力も試されている気がします。

TOSHIの歌う姿が段々と神々しくなるのがハイライトかなと思います。

録音・録画に関わったスタッフも素晴らしい人達であったのだろうと思います。

映像に関しては、10年前の録画機材なので、THE LAST LIVEのライブDVDほどの美しさはありません。けれども充分に綺麗な映像ですし、編集も素晴らしいです。YOSHIKI、TOSHI、HIDEのカットが多くて、PATAとHEATHのカットは少ないです。また、英語詞や日本語詞を表示させることが出来ます。

音声に関しては、先に発売されていたライブCDと同じだと思います。ステレオ2chのみで、今はやりの5.1chではありません(その必要はありませんが…)。

1曲のみの収録なので、他のライブ盤のようにMCを含めたフル・ステージを体験するようなDVDではありませんが、全てのXファンの期待に応えるDVDだと思います。

…やはりART OF LIFEは他との共存を拒むんですね(笑…昔からのファンには分かるんです)。

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G3 LIVE IN DENVER

G3 - Live in Denver (2003)
2003年10月にアメリカのコロラド州で行われたライヴ。

G3とは、Guitaristが3人揃ってツアーを廻るというイベントで、アメリカでは絶大な人気を誇る(らしい)ジョー・サトリアーニがホストを務め、今回はリクエストの多かったスティーヴ・ヴァイとイングウェイ・マルムスティーンがゲストです!!!

ギタリストはヴォーカリストに押されがち、最近は特にその傾向が強いですが、そんな状況に鬱屈とする全てのギター・キッズに捧げる、夢のような企画です。

僕はドラマーですが「ギター・キッズもしくはフリークですか?」と訊かれたら余裕で「はい」と答えるので、このG3は毎回楽しみにしていています。

ギタリストを支える各々のバンド・メンバーもかなり熱くて、それも見所の1つです。

ジョー・サトリアーニ
彼の曲は大好きなのですが、ライヴ・パフォーマンスはあんまり好きじゃないので、あんまり見てません。

ちなみに彼を紹介すると「スポーツ・ニュースでよく曲が流れている」となります。スティーヴ・ヴァイのギターの師匠です。

スティーヴ・ヴァイ
彼はG3の常連で、驚愕のテクニックを持っています。彼だと分かる音色があり、それを駆使して一音一音を怖ろしく正確に奏でます。いわゆる小節の頭と尻だけを合わせて弾く、誤魔化しながらの早弾きではなく、完全に音符をコントロールした早弾きです。

ベースはビリー・シーン、元MR.BIG、さらに言えばデヴィット・リー・ロスのバンドでヴァイとコンビを組んでいた、これまたバカテクを持つ人です。

ギター&キーボードはトニー・マカパイン、少しは名の知れたギタリストですが、キーボードまで弾かされて「器用貧乏」的な使われ方をしています。

イングウェイ・マルムスティーン
ボーカリストや他のギタリストに敵対心むき出しだった彼がG3に参加するとは…

かつてBURRN!誌等で「え?スティーヴ?なかなか頑張ってるらしいね。ま、僕が一番だけど」と語っていたのに…丸くなったものです、色んな意味で。

それにしてもオリジナリティーが濃すぎる!「新曲だぜっ」と紹介された新曲が「バロック&ロール」、、、最高です。

最後に3人揃って、それぞれが1曲ずつ歌うジャム・セッションがあります。ヴァイとイングウェイが並んで弾いてる!!!それだけでこのDVDの価値があります。

イングウェイはジミ・ヘンドリックスのヴードゥー・チャイルドを歌うのですが、上手いし渋すぎる!魂はジミヘンに限りなく近づいているとお見受けしました。

とにかく見て元気になるライヴです。

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RAVE un 2 the year 2000

Artist: Rave Un2 the Year 2000 1999年12月に行われた、殿下(プリンス)のライブDVD。ファンクをファンクたらしめた神様が勢ぞろいで、興奮し過ぎて頭がおかしくなりそうです。

同年のアルバム「Rave Un2 the Joy Fantastic」が原点回帰しまくりで、90年代の苦悩から抜け出た感があって、好きです。

収録されてる「I Love U, But I Don't Trust U Anymore」は世にも美しいピアノ・バラードで、殿下が全編をファルセット(裏声)で歌い切ってます…残念ながらライブDVDには未収録。

アルバムで見せたポジティブな雰囲気は同じでも、ライブの選曲はアルバムと殆ど無関係です。代表曲のオン・パレードで、さらにファンク・レジェンド達とのパーティーが繰り広げられます。

「LET'S GO CRAZY」…いきなり興奮状態に引きずり込まれますが、正気を取り戻して見れば、何とスライ・アンド・ザ・ファミリー・ストーンのラリー・グラハムがベースを弾いてます!ゲスト参加かと思いきや…ほぼ全編で弾いてます。

途中、モーリス・デイがロープにぶら下がって登場し「ジャングル・グルーヴ」と「ザ・バード」を熱唱します。彼の小動物的な動きは、なんか惹き付けられます。いつも必死な目をしていて、子供が大人振ってる感じがします。そんな彼が、プリンスのライブを完全に占拠していて、面白い。

続いてレニー・クラヴィッツが登場。殿下と並んだ姿は、二大黒人セックス・アピールです。マッチョと艶かしい、何だか微笑ましい2ショットです。レニーのボーカルに殿下とラリー・グラハムのソロが入って…あれ?レニーは無し?ひたすら殿下がソロを弾きまくっています。

殿下はラリー・グラハムを敬愛しているそうですが、彼は一体幾つ何でしょうね?もう、訳の分からないオーラを発散しています。

思いっ切りフロントに立って数曲披露していますが、衰えどころではない…「アイ・ウォント・トゥ・テイク・ユー・ハイヤー」!!!限りない高みへ上り詰めています。

ラリー・グラハムの渋くセクスィな低音ボーカルが聞けて、それだけでも買いなDVDとなっております。

「パープル・レイン」…あぁ、名曲です。感動は絶頂へ。プリンスをプリンスたらしめた代表曲ですね。

最後は「1999」…この曲のために行われたものの様なライブですが、あまりにもお祭り騒ぎで、原曲の繊細さが損なわれていて、少し残念。

ボーナス・トラックでは神様、ジョージ・クリントンがジャムっております。神様ではありますが、あんまりイケてません。そういう日もあるところがカッコイイ部分なので、承知です。怖ろしいほどの貫禄は出ています。

基本的には、殿下が踊りまくり歌やギターは勿論、ベースも弾くしキーボードも弾くしパーカッションも叩きまくる…これでもか!これでもか!これでもか!という殿下のショーです。

そこへファンク・レジェンドらが絡み、彼らのオイシイ部分も引き出されている…何とも贅沢な、すっばらしいDVDです。

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